最近は、色々と便利な食品が沢山あります。冷凍食品やレトルト食品など、手軽で簡単ということを第一においてつくられていますが、本当は、第一に「安全で安心な食べ物」でなければならないはずです。 まず、私達が、鰹節をつくるにあたっては、カツオの命を頂いているくらいの気持ちで、大切に丁寧に扱う様に心がけています。カツオは、ほとんど捨てる所がありません。内蔵は塩辛になるし、骨はカルシウムの粉になるし、頭などは肥料になるし、煮汁まで鰹エキスの原料になります。生のカツオが鰹節になるまで、何人の人の手にかかり、何日もの時間がかかるか考えてみれば、こんなに大切につくられた食品は他にはないと思うのです。 母親が子供達に示す愛情、奥さんがご主人に示す愛情など、お料理が一番伝わりやすい物だから、ちょっと面倒でも、なるべく手をかけて出汁をとってみたりして美味しい物を作ることは、家庭円満に繋がると思います。